Lifestyle and Saving / ライフスタイルと節約の記事 (1/8)

世界で一番快適でコスパが良いのは(たぶん)日本の南の地方都市

アーリーリタイアしたらどの国で暮らすのが最もコストが安く、かつ快適でしょうか?

リタイアメントビザが充実している南国マレーシア、ペナンやKLでのんびりと暮らしますか?
それとも生活コストがまだ比較的安く、日本人と考え方が似ている(相性が良い)台湾でしょうか?

個人的には、今世界で一番快適でリビングコストが安いのはここ日本だと思ってます。
いや、正確には生活の“コスパ(コストパフォーマンス)”が高いんです。

東南アジアの大都市、シンガポール、KL、バンコク等は、(出張や旅行等、短期滞在ベースでの感想ですが)実感として地価や物価は既に日本並みかそれ以上です。それらの国の地方都市ならまだまだ物価が安いかもしれませんが、成長著しい国々ですから、基本インフレ傾向が続いて10年も経てば物価も追い着くでしょう。

また台湾などは(1年間の在住経験あります)、確かに日本より外食費や光熱費、公共の交通機関は安いです。
が、都市部の家賃は日本並みかそれ以上で、たとえ物価が安くとも土地・不動産は基本右肩上がりです(バブル期の日本のように不動産神話があるのです)。

さらに、いわゆる途上国の生活コストが安い、というのは少しトリッキーな部分があって、あくまでも“現地の人と同じ生活レベルにできれば”というケースが多いです。
逞しいバックパッカーの若者ならいざしらず、ある程度年を重ねて快適な暮らしに慣れた日本人であれば、どうしても多少日本食が食べたくなったり、日本並みとまではいかなくても、その国の平均以上に安全で清潔な住居環境を求めがち。その分、どうしてもコスト高になってしまうのです。
(過去エントリー→「海外生活での節約はローカル化が鍵」

翻ってここ日本ですが、人口減少と20年以上続くデフレ(もしくは横ばいの物価)で、外国と比べて相対的にどんどん物価が安くなっています。いまや東京を除き、先進国で最も物価や住居費の安い国のひとつと考えられます。
<例>日本は2000年以降、消費者物価指数の上昇はほぼゼロ(ややマイナス)対し、アメリカは約3割上昇しています(ソースは各自あたってみてください)。

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前置きが長くなりましたが、そんな訳で、リタイア後にもしあなたが自由に住む場所を選べるとしたら、個人的には中国・山陰や九州、つまり日本の南側の地方都市を勧めたいです。

実際、私はセミリタイア(アーリーリタイア)した後に、福岡移住して来ました。
嫁が福岡出身なのである程度は聞いていたのですが、関東圏に比べてはっきりと物価が安いです。

どの位安いかというと、ここ2ヶ月ほど生活してみた実感でざっくりと1割くらい安いです。主に食費と住居費(家賃)が安いですね。

(感覚だけの話では心もとないでしょうから)データベースではつい最近、谷本真由美(めいろま)氏がブログで言及しています。これによると、福岡県の物価は全国平均より2%低く、逆に東京は9%高いとのこと。という訳で、前述の“ざっくり1割安い”という感覚はそれなりに正しそうです。
(参照リンク:「住む地域のバカ格差 」- 世界のどこでも生きられる (May_Roma))

家賃も安いんですよね。今現在、福岡市内中心部からやや外れた街(快速で30分なので東京なら十分通勤圏)に住んでいるのですが、家賃は2LDKで4万円台です。

不思議なのはこの水準、(東京以外の)関東圏の地方都市に比べて明らかに安いのですよ。これまで山梨県、茨城県、新潟県の中規模の市(人口5~10万人程度)に住みましたが、九州の同じ規模の街に比べるとやっぱり高めです。おそらくこれらの都市は東京圏の物価に引っ張られているのだと思います。

以前同僚から、広島市などは更に物価が安いと聞いたことがあるので、中国・山陰地方の地方都市もたぶん同じかと。
おそらくは“東京や大阪などの大都市圏から遠く離れた”南側の地方都市というのがポイントです(残念ながら四国地方は個人的情報ソース無し)。

さらに加えるなら、南の地方は気候も良いですからね~。
北部の地方都市に比べて光熱費や服飾費がかからないですから、それだけでリビングコストが下がります。
(過去エントリー→「温暖な土地に住むとお金がかからない」

ただし(!)ひとつだけ注意しないといけないのは、『物価や地価が安い=平均の賃金水準も低い』ということですから、これは結局のところ賃金水準にあわせた生活コストとも言えます。つまり、もしあなたが東京と同じような仕事を探そうとすれば、当然給与水準は下がってしまいます。
逆に言えば、既にリタイアした人(稼ぐステージが終わった人)や、仕事をスローダウンした人にとってこそ、これらの地方都市はぴったりの環境なのです。

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というわけで、おおげさでなく世界で最もインフラが整い、文化的でかつコストの安い生活が出来るのはここJAPANの地方都市で、もしあなたが稼ぐステージが終わった状態(セミリタイア、アーリーリタイア等)であれば、特に南の地方都市をお勧めします、というエントリーでした。

(おわり)

↓本文でも紹介して谷本真由美(めいろま)氏の最新刊です。
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45歳でアーリーリタイア(セミリタイア)しました

少し前のエントリーに書いたように、12月末をもって約22年間勤めた会社を退職し、2018年からアーリーリタイア(セミリタイア)生活に突入しました。45歳と9ヶ月でのアーリーリタイアメントです。

アーリーリタイアやセミリタイアの定義は人それぞれでしょうけど、私の中では、

「収入のみを目的とした仕事はせず、好きなこと・ストレスのないことだけを生活の糧として生きていくこと」

といったところです。そういう意味では、今後ストレスのない範囲で、お金を稼ぐ活動は多少するかもしれません。
但し、長時間の仕事はストレスの大きな要因の1つですので、フルタイムの会社勤めはおそらくしないでしょうね。

まぁ、とりあえず2018年の1年間は、長年の会社勤めであちこちガタが来ている精神と体を、ゆったりのんびりメンテナンスする予定です(^-^)。

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ところで、私が資産形成とアーリーリタイアを意識した当初(33歳の時)は、アーリーリタイアを志す多くの人が考えるように、“50歳で資産1億円”という目標を立てていました。
(過去過去エントリー↓)
「F.F.マネープランを作る」
「F.F.マネープランを更新する(2015年編)」

それから12年が経ち、

1)実はセミリタイアするのに1億もの大金は要らないと判ったこと(もちろん資産はあればあるだけ余裕あるリタイア生活が送れるので理想ですが)。

2)ここ数年の好調な市況で、計画よりも資産増加のスピードが速かったこと。

3)最後のプロジェクトと決めていた台湾での仕事が、思いがけず短く終了したこと。またこれまでに仕事(半導体エンジニア)としてのSelf Esteemはある程度達成したこと。
(過去過去エントリー↓)
「Positive Demotionを選択する」
「「変化」の1年はざっくり「安定」の3年」

4)昨年、母親が大病で手術をし(幸い事なきを得たのですが)、今後両親(嫁側も含む)と過ごす時間は思ったより短いと実感したこと。

などなどの環境が重なり、台湾から帰国した4月頃に、2017年末での退職とセミリタイアを決めて準備を進めました(決断は早い方です、笑)。

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さて、セミリタイア後の計画ですが、まずはリタイアしてからやりたかったことの1つを早速行動に移しました。

それは、「福岡に住む」ということ。

もともと関東出身ということもあり、勤めていた会社の勤務地である北陸地方の天気、特に冬の曇天にはかなり滅入っていました。なので仕事を辞めたら、冬の日差しと暖かさを求めて関東もしくは九州(大分に在住経験あり)に移住しようと思っていました。
今回、思いがけず早めにセミリタイアしたので、嫁の地元でもあり一度は住んでみたかった福岡(今一番活気のある地方都市ですよね)で、新しい生活をスタートさせたいと思い移住してきました。

さっそく、雪のない快適な冬を過ごしており、これだけで本当に仕事を辞めてよかったと実感しています。
関連過去エントリー(↓)
「住む場所に一番大事なのは気候」

こんな風に、住みたい土地で自由に暮せるというのも(もちろん予算やビザの制限がありますが=国内に限定される)、セミリタイアの大きなメリットですよね。
まずはこの温暖な気候の下のんびりと、今後の生活について想像を膨らませている、2018年の元旦です。

~2018年も(いろいろが問題を抱えつつも)世界がより良い方向に進みますように~

大晦日に読んだ本(↓)。今の世界情勢をざっくりとつかむのに最適な本です。理系の学生にもお勧め。

モノを減らす~断捨離について考える2017年編~

かなり昔のエントリーでモノを減らすこと(断捨離)について書きました。
(過去エントリー→「モノと一緒にリスクも減らす」

また、アフロヘアーでおなじみの稲垣えみ子(元朝日新聞記者)の書籍を読んで、最近また断捨離について考えています。
彼女のように冷蔵庫まで手放すことはさすがに出来ませんが(笑)、それなりに積み重ねてきた、モノ減らしのアプローチと今の状況について、かんたんまとめてみます。


【初級編】テクノロジーとアウトソースを積極的に利用する

・紙の書籍は電子書籍に置き換える。(済)
・本は極力購入しないで図書館で借りる。(済)
・所有CDは全て電子化して破棄、新譜はiTunesで購入する。(済)
・更に、音楽の“所有”に拘りがなければ、聴き放題サービスでOK。(済)
・固定電話は契約解除、携帯の大手キャリア契約もやめてIP電話に切り替え(海外でも同じ番号使えるのでかえって便利)。(済)(関連過去エントリー→「通信費を削減する(2017年編:少しの不便を受け入れれば節約効果は大)」
・PC・カメラ類はスマートフォンとタブレットに全て集約する。(これから予定)


【中級編】趣味やお付き合いをダウンサイジングする。

・年をとって出来なくなった趣味(フリースキー、SCUBAダイビングetc)は辞めてギア類は全て処分する。(済)
・レジャーでやる場合はレンタルで済ます(多少お金はかかるが“所有のコスト”と相殺できます)。(済)
・仕事関連の不必要なお付き合い・飲み会はお断りする。(済)
・仕事関係も上昇志向をやめ、自分のやりたいことを取捨選択する。(済)(関連過去エントリー→「Positive Demotionを選択する」


【上級編】引越しで強制的にモノを減らす。

・引越しのタイミングで必要なものを棚卸し、1年以上使ってないものは全て処分する。(済)
・広い部屋から狭い部屋に引越して、大きな家具類は処分する。(済)
・最終的には1LDKの部屋で快適に過ごせる荷物にまとめる。(これから予定)
→これが最終の理想形です。思えば学生の頃とか、社会人に成り立ての頃はそれくらいの荷物だったんですよね~。膨れ上がってしまった所有物と自尊心を、当時くらいシンプルな状態に揺り戻すのが目標です(笑)。


あとは基本、『物理空間でも精神空間でも、今持っているモノを捨ててスペースを空ければ、そこに新しいモノや機会(Opportunity)が訪れる』と考えてます。

何かを得るにはまず何かを捨てないといけません。これからもどんどん捨てて、新しいOpportunityが入り込む余地を広げておきたいな~と思います。

おわり

通信費を削減する(2017年編:少しの不便を受け入れれば節約効果は大)

帰国してからブログを書くモチベーションがなかなか上がらないので、記録の意味で軽めのエントリーです。

保険や通信費といった『固定費の削減』は、Saving(節約)の基本中の基本です。

渡航前も通信費(携帯代とインターネット代)の削減にはかなり力を入れてきましたが、この1年間で更にMVNO(仮想移動体通信事業者)環境が良くなったので、帰国後の通信費も、かなり調べた上で(使用環境に照らして)最安のプランを組んでみました。

過去(2013~15年)の通信費削減に関するエントリーはこちらでどうぞ(↓)。
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「スマートフォンの利用料金を削減する(2013年)」
「通信費を削減する(2014年版)」
「通信費を削減する(2015年編その1)」
「通信費を削減する(2015年編その2:米国でiPhone6を購入する)」
「通信費を削減する(2015年編その3:固定回線をIIJmioひかりに変更)」
「通信費を削減する(2015年最終編:auを解約しIIJみおフォンにMNP)」
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さて、2017年にあらためて選んだ通信費内容(携帯・インターネット業者・プラン)を紹介します。

1)携帯電話用SIM

MVNO業者を選ぶのはもちろん、通話はIP電話(050)で十分と判断、データ通信オンリープランを選びます。そしてデータ使用量制限がなるべく少ない(低価格な)ものをチョイスする作戦です。

そこで選んだのがイオンモバイルのSIM。最低額プランが1Gで月額480円(税抜き)と格安!です。
最近はSMSでのセキュリティ認証が増えているので、これにSMS機能を追加しました。最終的に価格(月額)は以下のとおり。
※なお、キャンペーンでSIM代(初期費用)は1円でした(現在は終了)。

・480円(月額基本量) + SMS追加料金(140円) x 2台 = 1,240円(税抜)

2)自宅インターネット回線

携帯のデータ通信量をWifiでカバーする為、また引越しも多い為、モバイルルーター系を選ぶことは決めていたのですが、これが悩みどころ。。。ここ1年で目新しいお得な業者・プランは出ていない様子(調査が十分でないのかもしれませんが)。
しかもどこの業者も2年縛りがデフォルトです。1年も経てば、いろいろと新商品・新プランが出てくるんですけどねぇ。

結局、Best Among the Worst(悪いものののなかで比較的マシなもの)として、ラ・クーポン(楽天)のWiMax・ギガ放題プランを契約しました。価格(月額)は次のとおり。

・2,883円(税抜・初回・2ヶ月目のみ2,199円)

1)2)を合わせて、通信料は月額4,123円(税抜)です。税込みでも4,452円と5千円を切ったので、こんなもんではないでしょうか?昔に比べればだいぶ安くなりましたよね~。

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さて、価格が安いだけに少しの不満・不便があります。それは、

・IP電話は、一部の電話番号(フリーダイヤル0120等)にかけられない。
・WiMaxの通信速度が若干遅いので、携帯でIP電話をかける(受ける)ときは、WiMax(WiFi)→4Gに切り替える必要がある。

の2つ。まぁ、この程度の不便を許容することで、これだけ安い通信費が実現できるのですから文句は言えません。
(過去エントリーより)2014年の通信費が月額16,125円でしたから、それから比べれば△11,673円/月の節約です!

技術の発展や新規サービスの拡大もあり、いろいろ調べて工夫すれば、かなりの削減になりまね。
みなさんも通信費の見直し・削減にぜひトライしてみてください!

日本・アメリカ・台湾の住宅事情を呼び方から考えてみる

判りにくいタイトルですいません。
これまで日本・アメリカ・台湾に住んでみて、各国の住宅事情について書いてみたかったのですが、なかなかきっかけがつかめずにいました。

ところが最近、あ、各国での“家の呼び方”ってそれぞれの住宅事情にリンクしているんじゃね?と気づいたので、無理やり記事にしてみます(笑)。
※もちろん個人の経験ベースなので、一般化できるかどうかは微妙なところです。各国の中でも州や地域によって違うでしょう。
なので、あくまでも思考実験として軽く受け流してください。

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1.まずは日本。日本人の家を英語で言う場合、Homeという単語がいちばんしっくり来ます。いわゆる“家=マイホーム”ですね。
Homeからイメージ出来る住居の形は、家族や帰属といったもので、帰るべき1つの場所、そして時々故郷というイメージも内包します。
形態も、東京などの都市部を除いて一軒屋が多く、ことあるごとに、家族・親戚が一堂に集まれる場所となります。
このように、単なる“家=House”以上の何かを、日本人は家に求めているんじゃないでしょうか。持ち家“信仰”とも言いますしね。ある意味宗教か、家に対する強烈なマインドセットかもしれません。
(→関連エントリー「強烈な比較体験だけがマインドセットを壊す(年金・医療費の制度変更を考える)」

2.アメリカ人にとっても、もちろん家はHouseでありHomeなのですが、ときどきProperty(資産)という単語も使います。
これ、アメリカ人の家に関する考え方を如実に反映していると思うんです。つまり米国人にとって、“家=資産(不動産)”なんですよね。
家を手に入れることは、住む場所を確保すると同時に、資産を所有することでもあるんです。
家を資産として見ている分、家に対する特別な思い入れは日本人ほど多くなく、何より頻繁に売買(引越し)します。
(→過去エントリー「モバイルな住居環境を選ぶ」
さらに、普通の会社員でも、住んでいる家以外に投資用に2軒目、3軒目と買いますからね。
なかなかに、家に対しては合理的かつドライな考え方を持ってます。

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話はそれますが、アメリカ人にとって家は資産なので、その資産価値を落とさないよう、周りからいろんなプレッシャーを受けます。例えば新築の家をローンで購入した場合、ローン先の銀行が、家の内装などにたくさん口出してきます。
住宅ローンの多くがノンリコース(ローンが払えなくなった場合は家を手放せば、支払い義務は残らず)なのもありますが、何より、資産としての価値を重視しているからです。古臭い内装にすると次に売れないですから。。。

また、これはアメリカの知人の話ですが、自宅の屋根にソーラーパネルを付けようとしたら、近隣の住民から大クレームを受けたそうです。理由は、地区の景観を損なう(→地区の住宅価値が下がる)からだそうで。。。驚きですよね。
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3.そしてここ台湾ですが、家のことを呼ぶのに良く聞く英単語が、Society
最初は何故Society?と思ったのですが、住んでいるうちに判りました。
台湾の中規模以上の都市では、集合住宅がメインなんですよね。デベロッパーがあるエリアを塀で囲い、その中に何棟もの住居ビルを建てて、一括管理している形態がとても多いです。
小さな町みたいなもんですね。だから“Society=社会”と呼ぶという訳です。

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こんな感じで、家については、国が変われば呼び方も、そして考え方もかなり変わります。

ちなみに、私自身の家に対する考え方はアメリカ人に近いです。もはや持ち家が得とも損とも思っていないですが(→参考過去エントリー「自由とは複数の選択肢を持つこと」)、やはり家は資産の一部だろうという考えが、頭の多くを占めるようになりました。
なので別に家を買ってもいいのですが、その条件は流動性が高い(いつでも売ることが出来る)家であることが大前提となります。

あなた自身は家のことをどう考えますか?
たかが家、されど家。帰属的なものと見るか、資産としてみるか、それとも小さな社会として見るか?
なかなか面白い思考実験だと思います。

↓毎度の紹介ですが、家=資産であることを理解するのに最適な本です。

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