2014年02月の記事 (1/1)

モバイルな住居環境を選ぶ

環境評論家の武田邦彦さんによると、日本人の平均引越し回数は4回で、これは例えばアメリカ人の平均11回に比べ非常に少なく、世界的にみても“定着率”がとても高いそうです。

周りを見てもこの数字はそれほど間違ってないと思います。おそらく平均的なモデルとして、進学時に実家を離れて1回、就職して勤務地近くに移動して1回、結婚して1回、そして新居を建てて1回、といったところでしょうか?

ちなみに私の場合、大小含めこれまで9回引越しました。すでにアメリカ人なみですね(笑)。自分のライフスタイルを考えるとこれからも引越しは続くでしょうから、きっと一生のうちに15回くらいはいくでしょうかね。先のことは判らないですけど。

確かに引越しはとても面倒で、新しい環境に慣れることは大きなストレスですから、出来ることなら避けたい人は多いと思います。ですが、経験上それを差し引いても、引っ越す=住む場所を変えることのメリットはとても大きいと考えています。以下にその理由を3つ挙げてみます。


1.キャリアチェンジのリスクヘッジとなる。

おそらくこれが一番のメリットだと思います。消極的な面を見れば、終身雇用が崩れ、かっての優良大企業の業績が悪化して毎月リストラの発表を行っているような時代、一箇所に定住せざるを得ない選択をとることは、とてもリスクが高いです。

またポジティブな側面を見れば、凄く魅力的な転職の機会や自分のやりたいことがあったときに、住居や住宅ローンが足かせとなりあきらめるしかないとしたら、それはとても残念なことです。

常にフレキシブルな住居環境をとることで、間違いなく仕事(キャリア)の選択肢は広がります。


2.住む場所を変えることで成長する。

大前研一氏の有名な言葉に「人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。」とあります。(参照→Twitter/ohmaebot)

あんまり成長、成長、と言うのは中身の無い自己啓発本みたいで嫌なのですが、自己の経験から、住む場所を変えることで「刺激を受ける」「知らないことを学ぶ」「新しいものの見方を知る」というのは疑いのない事実です。

特に外国での居住経験は、日本や日本人というものを改めて見直すためにも、何者にも変え難い貴重な経験となります。特に若い人には、チャンスがあれば数年以上の海外滞在をぜひオススメします。


3.シンプルで洗練されたライフスタイルになる。

引越しを頻繁に行うことの意外なメリットとして、必要最小限のものしか持たないようになる、ということがあります。我が家も何回も引越しをした結果どんどんモノが少なくなり、今では衣類や日用品を除いて本当に必要最小限のものだけになりました。(→関連エントリー「モノと一緒にリスクも減らす」

一箇所に長く住むと知らない間にどんどんモノが増えていくので、引越しのタイミングで行う所有物の“棚卸し”はモノを減らす大きなチャンスです。

また、思い切ってものを捨てることでモノへの執着も無くなります。この「モノへの執着を捨てる」ことはとても重要で、個人的には「シンプルで洗練された現代人のライフスタイル」と考えてます。ちょっと大げさですけど。

-----

ところで日本の住宅環境に限定すると、このようが話がどうしても「持ち家か賃貸か」みたいな議論になってしまうのが残念なところです。

新築信仰の強い日本では中古住宅の市場は発達しておらず、また住宅ローンもノンリコースで無いため、住宅を容易に手放したり、資産として住宅を持つということが出来ません。

早く日本でも住宅=資産という考え方が定着し、中古住宅を直して住むというライフスタイルが浸透すればよいなと思うのですが、これはたぶん「宗教」に近いようなものなので、このマインドセットが変わるのは相当難しいと考えます。このあたり、機会があれば別エントリーで書いてみたいと思います。

-----

さて、ここまでモバイルな住居環境を選択するメリットを挙げましたがいかがしょうか?

繰り返しになりますが、モバイルでフレキシブルな住居を選ぶことで、人生の選択肢や自由度は広がります。
私自身、これからも定期的に住む場所を変えることで、刺激のある理想的なライフスタイルを目指していきたいと思います。

人生がときめく片づけの魔法人生がときめく片づけの魔法
(2010/12/27)
近藤 麻理恵

商品詳細を見る

スポンサーサイト

YOLO 平凡でも自分の人生を生きる

ソチオリンピックが盛り上がってますね。
昨日はスキージャンプで葛西選手が銀メダルということで、同い歳(41歳)の私もとても勇気付けられました。

最近スノーパークやスケートパークに行くと、ひとまわりもふたまわりも違う若い子ばかりですが、まだまだ自分も頑張って練習しないといけませんね。

ところでオリンピック前半戦はなかなか活躍出来なかった日本チームですが、アユム(敬意を持ってあえてこの呼び方で。)の銀メダル以降、比較的リラックスして、もっている実力を発揮できているのではと思います。
ほんと日本の若い子達はAwesome(すばらしい)ですわ。

反面、無知で無神経なマスメディアの報道と、それに踊らされた人達のSNSでの辛辣なコメントを見ると、ちょっと(かなり)残念だなぁ、と思います。

フリースキーをはじめ、ウィンタースポーツはやるのも見るのも大好きな自分としては、特にTVの偏った報道には思うところが多く、これについては機会があれば別エントリーで書いてみたいと思います。
観戦するなら競技だけ、そして出来ればネットで見るのがお勧めですよ、本当に。祭典を純粋に楽しむにはくだらないワイドショーなど見ないに限ります(→関連エントリー「TVは持たない」

-----

ところでオリンピックと言えば、小さい頃からスポーツ観戦が大好きなので(→エントリー「スポーツとゴシップを好きになる」)一大イベントなのですが、30代になった頃からでしょうか、選手を応援しつつも、あまりのめりこみすぎない(いい意味で少し覚めた)楽しみ方にシフトしてきています。

理由はとってもシンプルで、たぶんその頃から、他人の活躍に一喜一憂するのではなく、
「平凡でも自分の人生を頑張らないといけない」
と気づいたからです。

他人の活躍に自己を投影するのはとても簡単で、そして危険な行為です。
たぶんそれは(厳しい言い方をすれば)自分の人生をあきらめていることと同意です。

SNSで辛辣なコメントを書くような人達は、まずは自分の胸に手をあて、画面に映る選手と同じくらい何かに一生を捧げているか自問すべきです。(私を含め)おそらく99%の人は“NO”ではないでしょうか。

別に皆がオリンピックで金メダルを目指す必要は無く、もちろんそのような才能や機会が与えられる訳ではありません。
が、例えそうだとしても、将来の自分と家族のために、そして微力でも社会のために何が出来るか、死ぬまで考えてそして実践していくことが大事なことだよなぁと最近は考えてます。

-----

アユムが銀メダルを獲ったスノーボードハーフパイプで、優勝したイウリ・ポドラチコフ(通称i-Pod)の最後のトリックはキャブ(スイッチ)からのダブルコーク1440で、彼が初めてメイクしたとき「YOLOフリップ」と名づけたそうです。

YOLO = You Only Live Once

そう、人生は一度きり。いい大人に今更たいそうな夢を持てとはいいません。でも、他人の人生を応援こそすれ、一喜一憂するのはもうやめて、平凡でも自分の人生を精一杯生きましょう。

そんなことを改めて思ったソチオリンピックでした。

上昇思考幸せを感じるために大切なこと上昇思考幸せを感じるために大切なこと
(2012/05/25)
長友 佑都

商品詳細を見る


社会貢献をして節税する

確定申告のエントリー(→「会社員でも確定申告をする」)に書いたとおり、H25年分は間に合いませんでしたが、来年度は寄付金控除制度を利用する予定です。

寄付金控除制度とは、

「納税者が国や地方公共団体、特定公益増進法人などに対し、「特定寄附金」を支出した場合には、所得控除を受けることができる」

という制度です(国税庁のHPより引用)。

実際の計算はやや複雑ですが、大雑把に言えば「寄付した金額から2千円を引いた分」がその年の所得控除として計上できます。

また、控除される寄付金額に上限は無いのですが、一定の金額(所得によります)を超えると控除率が下がっていくので、控除率が下がり始めるぎりぎりの金額まで寄付を行うのが、もっとも効率的に「社会貢献」と「節税」が出来る分岐点となります。
この辺のしくみは「ふたくすのウェブサイト」がイメージがつかめやすいと思います。

収入によりますが、その効率的に寄付と控除が出来る最大分岐点は4万~5万円の人が多いようです。私もH25年分で計算してみましたが、分岐点は42000円でした。

-----

さて、この寄付金控除制度を利用するとして、一体どの機関・団体に寄付を行うかですが、今のところ2本立てで考えてます。


【1】災害や発展途上国支援を行っているNPOへの寄付

東日本大震災以降、小額ですが毎月寄付を行っています。せっかくですのでこの寄付金を来年度から控除額として申請しようと思います。控除制度を利用することで、将来的に寄付金額を増やすことが出来れば嬉しいですね。


【2】ふるさと納税として寄付

ふるさと納税」という名称で知られますが、実際はこの寄付金控除制度を利用した地方自治体への寄付+税控除です。寄付する自治体によってその地方の特産品がもらえるので、節約的な意味合いとしても人気が出ています。

では、どこにふるさと納税を行うかですが、なるべく実用的な特産品がもらえることも重要な条件ですが、自分なりに3つの寄付基準を設けてみました。

1)なるべく地方の自治体へ

この制度の良いところは、都会で働いている人が自らの意思で故郷や地方へ間接的に税金を納めることが出来る点です。特に今は経済的には東京が1人勝ちの状態ですから、少しでも地方へお金が廻るよう、微力ながら貢献したいところです。

2)若い世代へ

寄付金の使い道は受け取った自治体によってまちまちです。道路や公共施設の整備などに使われるケースもあり(それはそれで重要なのでしょうけど)ちょっともったいない気がします。
個人的にはこれからの世代をサポートしたいと考えているので、そのような子供や若い世代の支援目的に利用する自治体を積極的に応援したいです。

3)システムがしっかりしているところへ

寄付先が自治体ということで、おそらく手が廻らないのでしょう、ふるさと納税のウェブサイトなどを見ると結構お粗末なところもあり、少し不安になってしまいます。
寄付から利用、特産品の手配まで、きちんとシステムが確立してそうなところがまずは安全かなと思います。カード払いが出来る自治体もポイントが高いですね。


という訳で早速ですが、今年の第1弾として「鳥取県」への寄付を行ってみました。

鳥取県を選んだ理由は、1)思いっきり地方である、2)寄付金の使途に「こども未来基金」が選べる、3)特産品が豪華で選択肢も豊富、4)しかもカード払い可、と私なりの条件にぴったり当てはまるからです。

これからも上記の条件に当てはまる自治体を見つけたら、タイミングをみつつ、最大分岐点の金額まで寄付を行いたいと思います。

------

このように、社会貢献が出来、同時に節税節約が出来る寄付金控除制度、すばらしいと思いませんか?

確定申告を行わないといけない点が会社員にはやや敷居が高いですが(年末調整等では処理してくれない)、毎年の申告を前提とすればとても利用価値のある制度だと思います。みなさんもぜひお試しを。


↓エントリーと直接は関係ありませんが、NGOへの寄付優遇や冬眠口座活用などに尽力しているクリエイター兼部ランディングコンサルタントの坂之上洋子さんの著書です。

PRESENT プレゼント 世界で1番大切なことの見つけかたPRESENT プレゼント 世界で1番大切なことの見つけかた
(2012/12/07)
坂之上洋子

商品詳細を見る

会社員でも確定申告をする

平成25年分の確定申告が始まっています。

所得税・復興特別所得税・贈与税の申告と納税期限は3月17日迄とのことです。申告予定の方はどうぞお忘れなく。
詳細は国税庁の「確定申告特集」のページでどうぞ。

と、さも毎年確定申告をしているかのように書き出してみましたが、実は日本での確定申告は初体験です。なんとか慣れない申告書類を作成しやっと郵送が終わったばかりですが、納付(あるいは還付)が終わるまでが確定申告なので(笑)、まだまだ気を抜かずにいこうと思います。

ところで日本のサラリーマンにとって確定申告をするケースは稀で、申告するのは家を購入する時や思いがけず家族の医療費がかかってしまったときぐらいでしょうかね。
少なくても自分は持ち家を購入する計画は全くないですし、有難いことに医療費控除を受けるだけの医療費(年間10万以上)にも毎年届かない状況なので(本当に日本は医療費が安い!)、これまで確定申告とは無縁でした。

ちなみに会社が本人(税務署かな)の代わりに税務処理全般をしてくれるというのは世界でも稀な制度らしく、アメリカの場合でも申告は個人で行います(源泉徴収制度はあります)。確定申告の時期になるとCostco(コストコ)には最新版のTurboTax(税務申告の為のソフトウエア。税制度が毎年変わるので最新版のソフトが必要)がずらーと並び、皆それを買っていそいそと自宅のPCで申告書類を作成したり、あるいは町の申告サービス業者にお願いしたりします。

そして申告期限ギリギリになると、町のサービス会社が自由の女神の気グルミを着て道路脇で呼び込みをやったりと、日本ではまず見られない面白い光景も見られますよ!

もちろん日本の会社員にとって煩雑な税務処理をやらなくて済むというのは大きなメリットですし、税務署も効率的に税金が補足出来るのでそれなりの道理はあると言えます。
一方で全てを会社に丸投げなので、いったい自分がいくら税金を納めているのか全く知らなかったり(=納税意識の欠如)、個人による節税の工夫の余地が限られる、といった問題点もありそうです。

-----

という訳で、日本の税金制度にはとても興味があり、今後の為にも早めに確定申告を体験したいと思っていたところ、昨年の株式市場が順調かつ大幅に円安に触れたことで、所有する株式とETFから小額ながらも申告が必要なレベルの配当があり、今年から確定申告を実施してみました。

ちなみに私のケースは海外の金融機関を通して所有する株式・ETF配当申告なので、かなり稀なケースだと思います。国内の証券会社で購入した海外株式・EFTの配当にかかる税金は源泉徴収されますので、「外国税額控除」のみを行えばよい筈です。またそもそも特定口座を開設して、国内証券会社が扱う株式・投資信託だけの購入なら確定申告は不要です。
※正確な情報は国税庁のHPや、各証券会社のHPを参照、お問い合わせ下さい。上記情報の正確性については一切責任を持ちません。

簡単に今回の確定申告の流れを下にまとめます。申告書の作成は国税庁の「確定申告書作成コーナー」で行います。

1.会社で発行される源泉徴収票から、給与収入や所得控除等、必要部分を入力

2.源泉分離課税(総合課税も選択できます)として配当収入を入力

3.外国税額控除に関する明細書を作成して外国税控除を入力

4.申告書を印刷して税務署に送付(今回初めてなので振替納税申込書もあわせて送付)

と一見簡単そうなステップではあるのですが、特に2と3のパートの入力にかなりてこずりました。
特に悩んだのが、1)為替レートの計算と、2)配当明細書・外国納税証明書の作成で、

1)については分配日のTTBレートを採用(→参考「楽天証券のサイト」から)

2)については(これが非常に情報が乏しかったのですが)ネットで得た情報を参考に「配当・外国税徴課税報告書」なるものを自分で作成し、これを申告書に添付しました。
この書類で認められるか、あるいは正式な配当・納税を証明する書類(全部英語ですけどネ。。。)の提出要求があるかどうかは、所轄の税務署次第だと思われるので、まずは税務署の対応を待ちたいと思います。

まあそもそも非常に小額ですし、地方の税務署だと海外口座で受け取った配当への税金について正しく理解している人も少ないという噂も聞くので、おそらくすんなり行くのではと踏んでいます。(そうでなかった場合、またブログで続報を書こうかな。)

-----

さて、ながながと初めての確定申告体験を書きましたが、私が会社員も確定申告をした方が良いと強く思う理由は、

「自分が納めている税額を認識する」
「税制度に関心を持つようになる」

ことに尽きます。また、

「上手に確定申告を利用すれば、節税、節約が出来る」

ということもメリットのひとつです。今年は間に合いませんでしたが、来年は「寄付控除」を上手に利用して、微力ですが社会貢献と節税をしようと企んでます。

投資経験が長く、毎年確定申告を行っているような人たちには足元にも及びませんが、まずは今回の経験をベースに、これからも継続して確定申告を行い、税に関する知識を積み上げていきたいと思います。

↓日本の税金制度については「日本の税金 新版」の改定版がお薦めです。

日本の税金 新版 (岩波新書)日本の税金 新版 (岩波新書)
(2012/03/23)
三木 義一

商品詳細を見る



ブログパーツ