2014年10月の記事 (1/1)

NISA口座を家族で活用する

ここ数週間、世界の株式市場はISIS(イスラム国)の台頭や香港の対政府デモ、そしてエボラ出血熱懸念で大きく暴落しました(先週の時点で既ににかなり回復してしまいましたが)。

こういう時こそインデックス投資を行う最適のタイミングと考え、以前から考えていた嫁名義でのNISA口座開設の申込みを行いました。口座は自分と同じ楽天証券です(→「NISA口座を活用する」)。

楽天証券では、「ご家族・お友達紹介プログラム」を使って総合口座を開設すると、紹介した人・された人にそれぞれ3000ポイントずつ、計6,000ポイント(6,000円相当)の楽天スーパーポイントが貰えます。

更にNISA口座を開設すると、「投資信託買付け資金2,000円分」もプレゼントされます(11/28迄)。

合計で8,000円分になりますね。

これだけでも初年度NISA枠(100万円)の利回り8%分に相当しますから、かなりお得なキャンペーンだと思います(もちろん証券会社側は顧客を囲みたいわけで、これは提供する側のメリットでもあります)。

一応断っておきますが、私は別に楽天証券の回し者ではありません(笑)。
他の証券会社でも当然似たような口座開設キャンペーンを展開しているので、NISA口座で購入したい投資商品を販売している金融機関(←これが一番重要です)でいろいろと比較・検討すれば良いでしょう。

1点だけ注意点を。楽天証券をはじめ、いくつかの金融機関ではNISA口座開設に必要な住民票の代行取得サービスを行っているところがあります。平日に役所に行く時間が無い方には便利なサービスですが、代行サービスを使うとただでさえ長いNISA開設期間(約1.5ヶ月)が更に長くなるようなので(最大2.5ヶ月)、年内に買付けを行いたい方は十分注意しましょう。

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さて、夫婦でNISA口座を開設することで、NISA口座による非課税枠は、

100万円x2人=200万円(1年間)

となります。これが最大5年間継続されますから、非課税枠は最大で、

200万円x5年間=1,000万円

となります。プラス、現在検討されている非課税枠の拡大(1人あたり年間120万円)が実現すれば、1,200万円ですね(→過去エントリー「国の制度はよく変わると知る(生命保険からの卒業)」)。

これと、先のエントリー(→「401kの拠出枠を最大限に利用する」)で書いた、確定拠出年金制度を夫婦で利用すれば、最大で、

1,200万円(NISA最大非課税枠)+1,100万円(20年間確定拠出年金を利用した場合)=2,300万円

が、近い将来、非課税運用出来ることになりそうです(※)。
※NISA枠の拡大も、個人型確定拠出年金の配偶者への拡大もまだ検討中の段階なので、あくまでも実現すれば、の話。

これだけの非課税枠があれば、1家族が運用出来る金額としては、もう十分ですね。
どうやらよっぽどのお金持ちでなければ、将来海外移住などしなくても、日本に住んでいながら投資運用の非課税メリットを十分に享受できそうです。

あとはこれらの制度拡充案がきっちり実現することと、もっと言えばNISA口座の非課税期間が恒久化されることですね。
これらについては、今後も関連ニュースをきっちりフォローしていきたいと思います。

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(2014/09/20)
竹川 美奈子

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401kの拠出枠を最大限に利用する

個人型確定拠出年金制度(日本版401k)については、過去のエントリーでもたびたび触れてきましたが(例えばこちら→「NISAの前に確定拠出年金を利用する」)、今週、この制度に関してとても気になるニュースが飛び込んで来ました。

詳細は、ファイナンシャル・ジャーナリストの竹川美奈子さんのブログ記事、
「個人型確定拠出年金に誰でも入れるようになる!?」
を参照して欲しいのですが、一言でまとめると、

「個人型確定拠出年金制度は、現在は自営業者か企業年金制度のない会社員(←私はコレ)に利用が限られるが、今後は誰でも入れるよう、制度の拡充を進める」

というものです。つまり、今後は専業主婦や企業年金のある会社員でも、401kが利用出来るようになる(かもしれない)、ということです。
実現すれば、イマイチ知名度の低いこのお得な制度が、世の中に広く知られるきっかけになりそうなグッドニュースです。

私も(マックス利用させて貰っていて何ですが)現行の制度には2つの不満があります。

1)60歳まで取り崩し出来ない。
2)拠出額上限が会社員の場合、月額23,000円に限られる(自営業は68,000円)。

前者はあくまでも“年金”制度ですから仕方ないとして、後者については、もし夫婦で401k制度を利用出来るようになれば、1月辺りの最大拠出金額は46,000円となり、拠出額上限の不満は一掃されると思います。

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ここでシミュレーションをしてみます。
夫婦2人で1年間に拠出出来る最大金額は、

23,000円(1人当たり月額上限)×夫婦2人×12ヶ月=552,000円

となります。これを例えば40歳~60歳まで、20年間拠出するとすると、元本だけでも合計、

552,000円×20年=11,040,000円

となります。つまり、約1千100万円が非課税で運用(拠出期間中※1)出来ることになります。
※1)給付時は課税されますが、年金控除や退職金控除が受けられるという、非常にお得な制度設計になっています。

この元本を年率5%の金融商品で運用出来たとします。運用益は複利で元本に上乗せされますから、20年間での合計金額は(計算は割愛しますが、Excel等で簡単に計算出来ます)、

19,165,000円

となり、60歳の時点に夫婦で約1,900万円の老後資金の出来上がりです。

もちろん、年率5%の運用というと、それなりにリスクのある金融商品(投資信託など)に投資することになりますから、元本割れのリスクも考慮しなければなりません。

が、長い運用期間(10~20年)を味方につけて、出来るだけ国際分散された投資信託などに投資すれば、不可能な目標でないことは、ある程度歴史が示しています(※2)。
※2)過去がそうだったからといって未来もそうなるという保証はどこにもありません。また給付時のタイミングで、運悪く世界株式が暴落するといったことも全くないわけではないので注意が必要です。

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さて、上のシミュレーションのように、確定拠出年金制度を利用すれば全てが上手くいくとは限りませんが、数ある老後の資産形成法の中で、非常にメリットのある方法の一つであることは間違いないと思います。

更に、運用結果についてはあくまで“不確定”なものですが、この制度を利用する“確実な”メリットとして、
「確定拠出年金は拠出額が所得から全額控除される」
ことが挙げられます。「拠出金は元本保証型の商品(定期貯金等)に投資して、所得控除のメリットだけを享受する」という利用法も、十分アリだと思います。

尚、所得控除については、過去エントリー(→「NISAの前に確定拠出年金を利用する」)で書いていますので参照して下さい。

という訳で、確定拠出年金制度の利用者拡大の動き、今後も大注目していきたいと思います。

↓再度の紹介となりますが、401kについてはブログを引用した竹川美奈子さんの著書が一番オススメです(あおりタイトルを除く)。
金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術
(2013/01/09)
竹川 美奈子

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郷に入っては郷に従う(US編)

メジャリーグもプレーオフに入り、なかなか盛り上がって来ていますね。

特に今シーズンは、青木宣親選手の所属するカンザスシティ・ロイヤルズがプレーオフで旋風を巻き起こしています。
私はロイヤルズのファンという訳ではないですが(やっぱりレンジャーズを応援します)、日本人が活躍するのは純粋に嬉しいですし、UnderDogが勝ち進むのは見ていて爽快なので、ぜひこの勢いでワールドシリーズまで進出して欲しいです。

ところで、毎年数多くの日本人選手が米メジャーリーグに挑戦してますが、日本での実績にかかわらず、活躍出来るか否かを予想するのに、いつも気にして見ているポイントがあります。何だと思いますか?

それはずばり、渡米してからの選手の髪型です。
特に西・東海岸を除いた、中西南部アメリカのチームに所属する場合は、これがとっても重要になってきます(と私は勝手に信じています、笑)。

3年半のアメリカ滞在で学んだのは、アメリカ中西部、特に“バイブルベルト”と呼ばれるキリスト教が熱心に信仰されている地域では、
「大人の男性は、常に短髪で清潔にしているのが非常に好まれる」
ということです。加えて服装も、ボトムはカジュアルで問題ないですが、上着は襟付きのシャツやBDシャツを着るのが好まれます。

よく日本人の男性アナウンサーや芸能人に見られるような、髪の毛長め、前髪を下ろして、さらにワックスでこねくりまわしたような(笑)髪型は、いい年をした大人としてはNGです(アメリカでのビジネスの場の話)。
ああいう髪型は、ティーンネイジャーのようで子供っぽいと見られても仕方がありません。

日本人が海外で活躍するには、それがビジネスであれプロスポーツであれ、まずは現地に溶け込むのが一番ですから、英語でのコミュニケーションに加え(→過去エントリー「標準スキルに英語力でレバレッジをかける」)、現地で好まれる身だしなみがとても重要になってくるのです。

その意味でロイヤルズの青木選手は、渡米時はスワローズ時代の長めの髪型でしたが、いつのまにか短髪になっていたので、「あ、これは活躍出来るかな?」と思っていたところの、今回の大活躍です。
※ちなみに実年齢より子供っぽく見える日本人は、(清潔な範囲で)髭を生やすこともビジネス上の効果があると思います。

川崎ムネリンもいいですね。髪が長ければ国内ではイケメンの部類ですが、似合わなくても坊主にしているのはアメリカ(カナダ)人受けが良いと思います。また英語が下手でも積極的にコミュニケーションをとっているところなど、更に好感が持てます。

繰り返しますが、似合う・似合わないは関係ありません。
現地で成功する為に、そこで好まれる・あるべき姿に自分を変える(くらいベストを尽くす)ことが重要なのです!

きっと今シーズンオフも沢山のNBP選手が海を渡ることでしょう。が、ちょっと視点を変えて、選手の見た目に注意してその後の活躍を追ってみると面白いと思います。
という訳で、今日はメジャー選手の髪型に着目し、「郷に入っては郷に従う」というエントリーでした。

ちなみに、ヨーロッパでは(自分の経験の範囲では)、さほど短髪でいることは重要でないようなので、きっと欧州には欧州なりの「大人としてのあるべき姿」があるのだと思います。
この辺りもまたエントリーに書けるよう、今後も経験を積み重ねていこうと思います。

↓苦労しながらも現地に溶け込むことでメジャーで大成功した選手といえば田口壮さん、その奥さんの著書です。
メジャーリーガーの女房 ~ヨメだけが知る田口壮の挑戦、その舞台裏~ (マイコミ新書)メジャーリーガーの女房 ~ヨメだけが知る田口壮の挑戦、その舞台裏~ (マイコミ新書)
(2010/11/23)
田口 恵美子

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節税が利回りを最大化すると認識する

NISA(Nippon Indivisual Saving Account)については、これまでも過去エントリー(↓)で書いてきました。

「NISA口座を活用する」
「NISAの前に確定拠出年金を利用する」

これらのエントリーで書いたとおり、私は楽天証券でNISA口座を開設後、非課税枠(100万円)のほぼ全額をNYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場しているヴァンガード社のETF(Exchange Traded Fund)、ヴァンガード・トータルワールドストック(ティッカー:VT)に投資しています。

このVTの分配は四半期毎に行われるので、今月めでたく3回目の配当金を受け取りました。
配当金額は$0.289/シェア、合計$41.88ドル(4,597円)でした。

実は、NISA口座で所有するETFからの配当金については、投資上限(年間100万円→今後120円に増加予定)が少ないこともありそれほど気にしてなかったのですが、気がつけば3回分の配当で合計額は$157.36ドル(17,273円)にもなっています。

超低金利時代の昨今、ネット銀行のキャンペーン定期預金の金利でも0.4%前後(→「生活防衛資金を円定期預金で確保する」)であることを考えれば、配当利回り2.3%はかなり優秀じゃないかと思います。
もちろん、世界分散しているVTとは言え所詮株式(ETF)なので、元本割れのリスクはかなりありますし、リスクに見合った利回りということになるんでしょうけど。

そしてもう一つ特筆すべき点は(当たり前なのですが)、NISA口座を活用している為、この配当金が全て非課税になるということです。
通常であれば、配当金には所得税+復興特別税で15.315%、地方税で5%の合計20.315%が税金として徴収されますから、
額にして年間▲5,331円、利回り換算で▲0.53%
が、NISA制度によって免税(本来課税)される金額になります。利回り換算で0.53%というとかなり大きいと思いませんか?

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(注意)VTは米国株式市場に上場されているETFなので、配当金については分配時に米国にて10%(今回の例でいうと年間2,303円)が源泉徴収されてしまいます。この米国源泉徴収については、確定申告を行えば外国税額控除として戻ってきます(→「会社員でも確定申告をする」)。
しかし、普通の会社員にとって確定申告は意外にめんどうでハードルが高いですから、NISA口座を使って(他の国内投資口座でも)外国株式やETFを購入する場合はこの点に注意が必要です。
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さて、投機ではない、いわゆるインデックス投資のような地道な投資をする人にとっても、今回の例のように、
節税することが利回りを最大化させる方法
であることをリマインド(再認識)しておきたいところです。

また、NISAだけでなく個人的に利用を広く勧めたい確定拠出年金についても、実はそのキモは、
投資額が全額所得控除される
点で、これだけでも(計算上)年利が20%近くになります(→「NISAの前に確定拠出年金を利用する」)。

橘玲さんの初期の本に、「お金持ちになるのに一番重要なのは税金を払わないことだ」という一説がありましたが、(日本人なので)日本社会の為にしっかり税金は払うのはもちろんですが、合法的に提供される節税制度についてはしっかり理解・利用して、個人の資産形成を進めていきたいと思います。

↓橘さんの名作「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」が全面改訂されたようですね。同シリーズを読んだことがない人はぜひ読んでみて下さい。
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめお金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ
(2014/09/26)
橘 玲

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