2016年05月の記事 (1/1)

人生を2倍生きられる方法を教えます

「子供の頃はあんなに長く感じた1年が、大人になったら何故こんなに早く過ぎるんだろう。。。」と思ったことありませんか?

私は2007年から約3年間アメリカで過ごし、2016年からは台湾に来て早3ヶ月が経つのですが、間違いなく言えることが1つあります。
それは、(大人になってからでも)日本にいる時より圧倒的に時間が経つのが遅い、ということです。

この感覚は私だけの個人的な感覚というわけではなく、脳科学や神経科学では良く知られた事象のようです。
つまり、人間は新しい経験や刺激が続くと時間が経つのが遅く感じ、一方、既に経験した事柄については、時間が経つのを早く感じる、のだそうです。

→(参考リンク)いろいろありますが例えばこの記事(出典:プレジデントオンライン)。茂木 健一郎「時間泥棒の被害者になっていないか」

子供時代の時間の経ち方が圧倒的に長いのは、ほとんど全てが未知の経験だからで、一方、大人になってからの1年があっという間に過ぎるのは、仕事を始めると(特に転職や転勤等が無ければ)、ある程度決まったルーティンでの生活・仕事スタイルに落ち着くからでしょう。

逆に言えば、大人になっても新しい経験や刺激がたくさんあれば、時の流れは長く感じられるという訳です。

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そしてお気づきだと思いますが、タイトルの人生を2倍生きられる方法ですが、ずばり、「海外に移住し、文化圏の異なる国で、3年~5年のスパンで暮らしてみる」という方法です。
何しろ、言語から文化から全てが日本と違いますから、よっぽど鈍感な人でなければ、「全てが新しい経験」です。間違いなく時間が経つのが長く感じられるでしょう。

もっとも、環境が変わる分ストレスも多いので、ある程度、変化に対するストレス耐性を持つことが重要です。
日本人にとって、日本での生活は凄く便利で恵まれていますから、「なんでも日本と同じでないと気がすまない」という思考回路の人には全く薦められない方法です。

ところで日本の会社で長く働いていると、そんな生活は無理だと思うかもしれません。ですが、既に若者の一部はどんどん国外に出て働き始めてますし、最近は個人事業主でもマーケットの成長が見込めるアジアでの企業が話題です。

仕事でそんなにチャレンジしなくないという人も、例えば50~55歳できっぱり会社を離れ(ソニーの役職定年は53歳!からだそうです)、体力・気力のあるうちに、リタイアメントプログラム等を利用し、移住目的でなく“人生の残り時間をより長く楽しむ為に”、外国に住むというのもアリだと思います。

そうやって人生の時間をとりもどし、また日本に戻って余生を楽しむ、あるいはボランティアやスモールビジネスに勤しむ、というのは決して悪い選択ではないと、ぼんやりと考えています。


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ハイブリッド(多言語)学習を実践する

『中国語が全く話せない人が台湾に行くとどうなるか。』
興味ありませんか?

まず私個人の事情から言うと、エンジニアという職種柄、英語(+少しの日本語)でなんとかなっています。

少し一般論に広げて、もし台湾でテック関係の会社に勤めるなら、経験上、一定の外国籍社員や、中国語と英語、中国語と日本語のバイリンガルがいるはずですから、仕事上のコミュニケーションは英語+日本語で事足りるのではと思います。

ところが一歩会社の外(日常生活)に出ると、英語が通じる人は1割以下、つまり10人に1人以下かな~という感触です。日本語も時々しゃべる人に出会いますが、こちらも極少数です。

この1割という数字を多いと見るか少ないと見るか。。。少なくても日本に比べれば間違いなく多いです。でも英語だけでストレスフリーの生活が出来るかというと、否(いや出来ない)というのが実感です。

やはり台湾での生活は、中国語が必須!!
仕事でも、例えば中国語を聞けるだけでも、だいぶコミュニケーションが円滑になるだろうな~と想像します。

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そこで中国語の勉強となるわけですが、外国人の中国語学習で一般的なのは家庭教師です。私も週に1回、家庭教師をつけて発音を中心に勉強しています。これに加えて、語彙や文法を中心に自己学習を少々、といったところ。

特に中国語は、文法よりも発音・発生がキーとなるので、先生について習うのは必須。中国語は独学で身につけるのがかなり難しい言語だな~、というのが、ここまでの印象ですね。

で、学習の軸になる家庭教師ですが、幸運にも、同僚からとても英語が流暢な先生を紹介して貰いました。当然、授業は英語で進められるので、英会話の実践練習としても一石二鳥です。

これは過去エントリーにも書いた、『ハイブリッド(多言語)学習=英語で中国語を勉強する』です(→関連過去エントリー「言語を覚えて世界を広げる」)。

この中国語と英語のハイブリッド学習には、おおきなメリットが2つあります。

・1つ目は、英語学習に時間をとられないこと。

正直、英語は伸び悩み中。。。なので当面の目標は“今の英語力を落とさない”こと。その為にも、ある程度まとまった時間、ネイティブに近い人と長く喋ることが重要です。今は、中国語学習がその役目を果たしています。

・2つ目は、中国語学習の費用が抑えられること。

台湾では、台北を除いて日本語で中国語を教えてくれる先生を探すのは難しいです。一方、英語で中国語を教えてくれる先生は多いので、競争原理が働き、比較的安く質の高い先生が見つけられます。他の国なら尚更そうでしょう。

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さて、40代も半ばに差し掛かり、80点の英語を90点にする為に膨大な時間をつぎ込むほど、人生の残り時間は多くありません。それよりも、80点の英語を使いながら50点の中国語を身につける方が(ハイブリッド学習)、よっぽど世界が広がると考えてます。

よく言われますが、海外にただ漠然と住んでいるだけでは、10年住んでも決して外国語は喋れるようにはなりません。今の恵まれた環境を生かし、まずは2年間(仕事をしながらであれば、このくらいの期間は最低必要)勉強を継続し、そこそこの中国語力を目指します。

「外国語を身につける=人生の自由度が上がる」ので、まだまだ精進します。


確定拠出年金ポートフォリオもVTライクにする

前に、メイン投資口座のIB(インタラクティブブローカーズ)での海外ETFポートフォリオをVTライクにした記事を書きました。
(過去エントリー→「株式ポートフォリオをVTライクにする」

また、私は金融機関ごとに全世界株式ポートフォリオを組むようにしているので(→過去エントリー「金融機関ごとに全世界ポートフォリオを組む」)、琉球銀行で運用中の確定拠出年金の方もアロケーション変更の必要があり、今週その作業を行いました。

確定拠出年金についての関連過去エントリーはこちら(↓)>
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「NISAの前に確定拠出年金を利用する」
「401kの拠出枠を最大限に利用する」
「海外転出時のNISA、確定拠出年金の継続条件を整理する」
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ポートフォリオ変更前後の、VTライクなアセットアロケーションは以下のとおりです。ETF(SPY/VEA/VWO)と投資信託では、各商品がカバーするエリア(国)が違うので、割合に注意します。
(前)→(後)
A.野村DC外国株式インデックスファンド:60%→83%
B.野村DC国内株式インデックスファンド:15%→9%
C.野村新興国株式インデックスファンド:25%→8%

確定拠出年金(日本版401K)は毎月23,000円(自営業なら68,000円)を、自動的に拠出(積み立て)する制度なので、ポートフォリオ変更には、

1)スイッチング(リバランス)
2)(新規拠出分の)商品別配分変更

の2つの作業が必要になります。
まずは1)スイッチングの作業として、運用割合を下げたいB.野村DC国内株式インデックスファンドとC.野村新興国株式インデックスファンドの一部を売却し、A.野村DC外国株式インデックスファンドを買い増し、資産残高をVTライクに調整しました(リバランス)。

尚、スイッチングに伴う売却利益(キャピタルゲイン)に関しては非課税!です。確定拠出年金制度の大きなメリットですね。
※商品によっては信託財産留保額という料金がかかるので注意。

そして、2)商品配分変更で、新規拠出分もVTライクの割合に変更し、アロケーション変更の作業は完了です。

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ちなみに、楽天証券で保有していたNISA口座は国外移動に伴い売却・閉鎖しましたので、しばらくはIB(インタラクティブブローカーズ証券)でのETFと、琉球銀行での確定拠出年金(投資信託)が、リスク資産の主力となります。

この“VTライク”ポートフォリオで、世界経済の継続的な発展に期待しつつ、のんびり資産推移を見守っていきたいと思います。


台湾は古き良き日本にテクノロジーが光臨した国

台湾生活も早くも3ヶ月目に突入しました。

まだまだ短い滞在期間ですが、台湾という国について、自分の中である1つのイメージが固まりつつあります。

それがタイトルの、「まるで古き良き日本に、現在のテクノロジーが光臨した国」、という印象です。
以下に理由を説明します。

台湾は、おそらく世界の中ではかなり進んだ国のひとつだと思いますが、それでも日本やアメリカ、ヨーロッパ諸国と比較すると、都市計画、インフラ、住宅といった面で少し遅れています(台北などは高層ビルが立ち並び、東京と変わらない印象ですが、地方都市に行くとよく判ります)。

で、私の勝手な印象としては、ちょうど自分が物心ついた子供くらいの年齢、おそらく30~40年くらい前(1970~80年代)の日本のイメージと重なります。

あの頃の日本の田舎って、まだインフラも完璧とは言えず、ところどころおんぼろな建物が残ってました。また多くの家庭が大家族で、近所はほとんど顔見知り、人と人の結びつきは今より濃かったはずです。
台湾人を見ていると、人懐っこくて、家族の結びつきがとても強く、また子供や老人に優しい等、なんだか当時の日本とすごくシンクロします。

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ただ当時の日本と明らか違うのは、この国は、今や最先端テクノロジーの世界最大の製造地ということ。
そういう土地柄からか、会社だけでなく、街中や一般家庭でもテクノロジーの導入スピードが速く、そしてそのレベルは非常に高いです。

例えば、街の路線バスはオンボロなくせに、車内はFreeWifi完備、そして市バスの到着時刻、現在位置も全てアプリで一目瞭然。
タクシーもコンビニ端末やスマートフォンからのオンライン呼び出しにほとんどのローカルタクシーが対応しています。
また、ホテルのチェックインやマンションの荷物受け取り等、サインはほとんどタブレット上で行います。

ちょっと路地裏を入れば、気のよさそうなおじいさん、おばあさんが、屋台で葱餅(ねぎもち)や豚饅を売っているのに、スマホやタブレットの普及率が異様に高く、若者は最先端のIT関連企業で働き、どんどん便利なスマホのアプリを生み出している。

なんだか、そんなミスマッチが妙に魅力的に感じる、ここ2ヶ月の台湾の印象です。

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一方、良いことばかり書いてもフェアじゃないので、台湾生活のネガティブな面も少し挙げたいと思います。

ずばり、Public Hygiene (公衆衛生)と交通事情が醜いという2点です。
もう少し具体的にいうと、公衆トイレが汚い、ペーパーが流せない、そして交通ルールを守らないといった点で、これは2ヶ月経っても全く慣れません。

(外国人の勝手な意見ですが)この辺りが改善されると、かなり住み良い国になると思うのだけどな~。

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いずれにしても、言葉の問題はあれ「台湾は日本人が最も住みやすい外国の1つ」であることに間違いはありません。チャンスがあれば、台北での食べ歩き短期滞在だけでなく、ぜひこの「古き良き日本に、現在のテクノロジーが光臨した国」を体感してみて下さい。

私自身もまだまだこの国について知らないことが多いので、これからも貪欲に観察していきたいと思います。


海外転出時のNISA、確定拠出年金の継続条件を整理する

海外に転勤・転出する人にとって、銀行口座や証券口座の扱いをどうするかは頭の痛いところです。
特にNISA確定拠出年金等、優遇税制を受けられる制度を利用している場合、非居住者(日本の所得課税対象外)になることにより、利用停止や変更手続きが必要になりますので、以下に継続条件や手続きをまとめます。

1.NISA(Nippon Individual Saving Account)制度の場合

以下、国税庁のHPからの引用です(参考リンク→「NISAに関する情報(国税庁)」)。

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NISA(少額投資非課税制度)は、20歳以上(口座開設の年の1月1日現在)の居住者等(居住者又は恒久的施設を有する非居住者)を対象として、平成26年から平成35年までの間に、非課税口座で取得した上場株式等(投資額は年間120万円(平成26年分、27年分は100万円)が上限)について、その配当等やその上場株式等を売却したことにより生じた譲渡益が、非課税管理勘定が設けられた日の属する年の1月1日から最長5年間非課税(非課税期間)とされる制度です。
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よって、「一般に非居住者にあたる海外転勤者は無条件に継続不可」となります。国税庁HPのQandAにあるように、国内出国前にNISA口座は閉鎖する必要があります。

私もNISA口座に保有していたETF(VT)は全て現金化し、口座の廃止手続きを行いました。もちろん最近は円高・株価も軟調ですので、少なからず損失が出ました。致し方ないですが、何だかな~という感じです。

尚、NISA解約分はそのままインタラクティブ・ブローカーズで海外ETFを購入(積み増し)する予定です(関連過去エントリー→「株式ポートフォリオをVTライクにする」)。


2.確定拠出年金(個人型)の場合

確定拠出年金(日本版501k)の場合、企業型と個人型に分かれますが、ここでは個人型の事例になります。
私は琉球銀行で個人型確定拠出年金を利用しているので、サポート窓口に問い合わせたところ、以下の回答がありましたので引用します(実際には確定拠出年金業務を委託している野村證券担当者からの回答と思われます)。

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海外勤務で住民票を除票し出国なさっている場合でも、日本のお勤め先の厚生年金保険の加入者で、また、お勤め先に企業型確定拠出年金制度の実施がなく、確定拠出年金以外の企業年金制度(厚生年金基金、確定給付企業年金、石炭鉱業年金基金)もない、もしくはあってもお客様ご自身が制度の加入対象となっていない場合ですと、今後も、個人型確定拠出年金制度の加入者として掛金の拠出(積み増し)を行って頂く事が可能です。
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という訳で何と、「厚生年金の加入を継続し、尚且つ一定の条件を満たせば、出国後も掛金の拠出が可能」ということでした。これは意外な結果でした。

尚、上記条件を満たさない場合、新規拠出が出来ない「運用指図者」となりますので、自身の継続条件を良く御確認下さい。
また、日本の所得課税対象外となることで、確定拠出年金による小規模企業共済等掛金控除(参考エントリー「NISAの前に確定拠出年金を利用する」)は受けられなくなると思うので、この辺はご注意を。

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以上、少しでも今後の海外転勤・転出者の参考になれば幸いです。

(注意)上記情報の正確性および、これを利用して生じた不利益等の一切の責任を負いかねます。正確な情報についてはくれぐれもご自分の利用している金融機関にお尋ね下さい。



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