2016年08月の記事 (1/1)

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イチロー選手の英語力炎上を冷静に考える

少し前に、3000本安打の偉業を達成したイチロー選手について、ESPN記者の同選手に対する英語力に対するツイートが炎上しました。
(→参照リンク)THE PAGE 「これも3000本余波? イチローの英語力を巡って米国SNSが炎上!」

記事の内容、特にヤフ―スポーツ記者の反論はもっともで、メジャー3000本安打という偉業を成し遂げたイチロー選手への、侮辱的かつ差別的な発言は決して許されるものではありません。

が、ここは一旦落ち着いて、それではESPN記者が求めていた英語力とは一体どのようなレベルなのだろう?という疑問を、自己の体験から(とっても限定的ですが)、冷静に考えてみたいと思います。

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まず私個人の英語レベルですが、留学経験無し、理系エンジニア、米国駐在が3年半、それから日本を挟んで台湾に半年、外国での勤務中は基本、英語でのコミュニケーションです。また、数年前に受けたTOEICは800台前半という、(英語が本当に出来る人にとっては)しょうもないレベルです。

それでも、“英語を喋ること自体より、仕事内容そのもので比較的評価されやすい”という点で、スポーツ選手もエンジニアも共通するものがあると思ってます。

で、英語力の低さを痛感した出来事として、最近、台湾の若手エンジニア向けに2時間の技術教育(プレゼン)をやってくれ、という依頼がありました。何とかこなしましたが、正直ゲロが出るくらい大変でした(実際に神経性の下痢になりました。まぁこれは自分の体質の問題ですが)。

普段、同僚とのやりとりは英語で、かつ顧客を訪問すれば10~15分くらいの英語プレゼンや技術ディスカッションは、(英語の正確性に拘らなければ)普通にこなすくらいのレベルでも、だいたいその程度な訳です。

純粋培養の日本人で、アメリカとかヨーロッパの大学で教壇に立ち、毎週長時間の講義をする人とか、本当に尊敬&頭が下がりますわ。。。

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で、結局何が言いたいかというと、メジャー選手のインタビューのように、

アメリカ国内で、ネイティブが話す容赦ないナチュラルスピードの英語を聴き、即座にその内容と(プラス、時にはその質問の意図や背景まで)完璧に理解した上で、自分の考えを、これまた最適な語彙を使って英語で回答する。。。

そういう英語力って、言語体系の全く違う日本人にとって、エベレストのように高いレベルな訳ですよ。

だから冒頭のESPN記者の、「長く住んでいるんだから、英語を簡単に話して然るべき」っていうのは当然間違っているし、
対するヤフー記者の、「いや、イチローは流暢に英語を話すよ、だけど完璧主義だから正確を期して通訳を使うんだよ」という擁護も、間違ってなくとも、やや的外れに感じます。

たぶん2人とも「言語体系の全く異なる日本人が、パブリックなインタビューを英語でこなす」のが、どれだけ高いレベルの英語力を必要とするか、本当に判っていない(=ネイティブによる想像力の欠如)、ことにつきると私は思うのです。

これが通訳者や英語教育の専門家であれば、責められて叱るべきかもしれません。
が、超一流のアスリートな訳です。インタビューではなくプレーを見てもらえればいい訳です。

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最近読んだ、めいろま(谷本真由美)氏の著書「日本が世界一貧しい国である件について」で、良い例えがあったので紹介します。

(引用開始)
「海外に出てどこでも仕事をするために必要な英語力とは、どの程度のことを言うのでしょうか?これは実に簡単です。普段自分が会社で取り組んでいるすべての活動が英語に置き換わる、と想像すればいいだけです。」
(引用終わり)

どうです?ぞっとしませんか?(少なくても私はぞっとしました。日本にいるときと同レベルの仕事が出来ていないので。)
外国で、英語を使って仕事をすることについて、想像以上に高い英語力・語彙力・表現力が必要であることが、容易に想像できると思います。

ただ1点だけ、冒頭のESPN記者の発言に共感できる部分があるとすれば。。。
仮に下手な英語でも、インタビュー冒頭は英語で受け答えするとか、そういう部分があれば、アメリカでもっと“人気”が出たのかな~という気はします。やっぱり、たどたどしくても自分の言葉で喋った方が人間味が伝わりますからね。。。

ちなみに、彼のように超一流のプレイヤーでもエンジニアでもない人は、語学力を本業に生かすという戦略もあります。
これについては過去エントリーを参照して下さい(→「標準スキルに英語力でレバレッジをかける」

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という訳で乱暴にまとめると、何年やっても外国語習得の旅は長い、そして終わりがないのです、残念ながら。
でもそれは、同時に楽しくて、そしてともて刺激的なことでもあります。It really is...

さ、自分も全く上達しない中国語、もっと頑張ろうっと(言い訳)。。。

↓はめいろま氏の本です。今ならKindle Unlimitedで読めますので、ぜひどうぞ。
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車を持たないと圧倒的に生活コストが安い

たびたび引用していますが、ファイナンシャルプランナーの竹川美奈子さんによると、 「家、クルマ、保険、教育費、老後資金は人生の5大支出。その合計は、1億2900万~1億6600万円程度に達します。」だそうです。(→出典:ダイヤモンドオンライン「人生の3大出費を見直そう」)。

この5大出費の内、家はひとまず持たないことに決めていますし(終の棲家として購入する可能性はあります)、保険も卒業し、教育費は子無しの我が家には関係ありませんので、残る実質的な出費はクルマと老後資金の2つということになります。

(人生の5大出費に関する関連エントリーはこちら↓。過去エントリーはこちらのエントリーから参照できます。)
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「モバイルな住居環境を選ぶ」
「生命保険を卒業します(2016年)」
「クルマ支出を最小限にする」
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ところがその車についてですが、台湾に来てからは諸事情により、“車無し”の生活を送っています。
その諸事情とは、とにかく交通事情が日本と比較して醜いこと。

最近は台湾でも自家用車の所有率が増えているようですが、車はほぼ全て輸入車の為、高級品で、街中の駐車場事情も悪いですから、バイクの数が圧倒的に多いです。
しかも皆さん、交通ルールをぜんぜん守りません!(汗) こちらへ着てから約5ヶ月、既に交通事故を4回ほど目撃しています(ほとんどが車とバイクの接触事故)。本当に台湾での運転は危ない。。。

このような交通事情と、会社からの推奨もあり(外資系なので“義務”では無い。日系の会社では運転禁止のところも多い)、現在はバスとタクシー生活です。

ちなみに、現在の交通費がどれ位かというと、、、

・会社までの通勤→自宅近くのバス停から工業地帯まで無料のシャトルバスが出ている為無料:0TWD
・週末の移動→主にバスを使っていますが、何本かの市営バスは市民サービスとして無料(素晴らしい!)。有料バスも一定距離までは無料なので非常に安いです。最近3ヶ月からの平均額(Easyカードのオンライン記録より):29.3TWD
・タクシーを利用するのは月平均で3回位でしょうか?:150x3回=450TWD

以上、毎月の交通費は約480TWD=1,550円です。安!

まぁ、台湾での生活は何年続くか判らないテンポラリーな状態な訳ですが、過去エントリー(→「クルマ支出を最小限にする」)から、安くても車の所有コスト(日本)は月29,800円ですから、車を持たない生活の圧倒的なランニングコストの安さを実感します(月△28,250円の節約)。保険、税金、ガソリン代、車検、修理代と本当に車は金食い虫ですからね~。

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という訳で、ここ台湾での生活は、交通事故リスク回避という事情はあるにせよ、日本に帰ってからの車無し生活の良いシミュレーションになっています。数年後、日本でどのような場所に住むかは決まってませんが、住居選択の自由度がある分、なるべく車が不要な場所を選ぶと思います。車を持たないと圧倒的に生活コストが安いですから。。。

さて、冒頭の人生の5大出費(家、クルマ、保険、教育費、老後資金)のうち、一時的な状態とはいえ、4大出費の心配が無い状態にまでなりました。
残るは老後資金ですが、社会保障も不透明且つ流動的ですし、金額的にも一朝一夕にはいかないので、今後数年をかけてじっくりシミュレーションをしていきたいと思います。

↓竹川美奈子さんの新刊です。どの本も初心者のファイナンスとしてとてもお勧め。
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