Recognize(認識)した情報だけがHookする(引っかかる)

インターネットを中心に、世の中は情報であふれかえっています。しかし人間の脳は不思議なもので、“自分が関心の無い”あるいは“よく知らない”話題やトピックスは、それが有益な情報であっても全く気付かずに通り過ぎてしまうようです。

ところが、一旦自分が関心を持つ・認識する(=Recognize)と、今まで通り過ぎていた情報、つまり全く見えてなかった情報が、急に意識のアンテナに引っかかるようになり(=Hook)、その情報を取り込むことが出来るようになります。

最近起こった身近な例を挙げてみます。

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1件目:スリランカについて
過去エントリーで書いたように、夏休みはスリランカ旅行に行ってきました(→「ネット時代になっても口コミの力はあなどれない(スリランカ旅行)」)。
スリランカに行くまでは、日本人にとって縁遠い国であることもあり、関連ニュースは全く目に入ってきませんでした。
ところが旅行から帰って2週間もしないうちに、立て続けにスリランカ関連の記事・情報が目に留まるように。。。

1つ目は(→「“ガラ軽”がスリランカで爆売れ!」)という記事。Yahooニュースのトップに上がったので読んだ人も多いと思います。
記事にあるように、スリランカでは日本製品、特に自動車が本当に人気があります。タクシーやチャーターのドライバーと話したときも、信頼性の高い日本製品、ひいては日本人にはかなり好意的です。

(余談ですが、内陸の交通拠点であるクルネーガラ(Kurunegala)は『ジャパンタウン』と呼ばれているそうです。理由はここに行けば、たいていの日本車の部品が手に入るから、とのこと。日本人が沢山住んでいるからという訳ではなさそうです。)

スリランカ人がメイドインジャパンや日本人に好意的なもうひとつの要因は、国際空港(コロンボ・バンダラナイケ空港)や唯一ある高速道路(コロンボ~ゴール間)の整備にあたり、日本が多額の援助をしてきた為です。こういう税金の使い方は、将来にわたって十分国益になると肌で感じました。

旅行後、続けてアンテナに引っかかったのはスリランカの不動産投資に関する情報です(ブログにふさわしくないので紹介しません)。これも現地に足を踏み入れ、スリランカの経済発展の状況や、(数多くの観光資源をはじめ)将来のポテンシャルをリアルに知ったからこそ、現実的に考えられる情報でした。正直、リスクが大きすぎて触手は伸びませんが。

上に書いたようなスリランカ情報は、おそらくこれまでも一定の頻度で流れてきたのだと思います。しかし自分自身が関心が無いので、全く気付きませんし記憶にも残りません。実際にスリランカを訪れて、具他的な認識もってはじめて、フィルターにかかるようになったのです。

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2件目:スペイン・バスク地方について
少し前になりますが、スペインのバスク地方にある会社からお客さんが来ました。

スペインには観光で1度だけ訪れたことがあるのですが、廻ったのはバルセロナとマドリードだけで、バスク地方という北東海岸沿い・フランス国境近くの小さな地域については、名前さえ知りませんでした。

が、このお客さんとのコミュニケーションを通し、バスク地方について一旦認識(Recognize)してからは、やはり関連する情報がどんどん引っかかる(Hook)ように。。。

例えば代表都市のビルバオには歴史あるアスレチック・ビルバオというサッカーチームがあることを知りました。するとその後、シーズン初タイトルのスーペルコパ(スペインのカップ戦)で、あのバルセロナFCを破り、みごとタイトルを勝ち取ったというニュースが。ビルバオを知らなければ、えっいったいどこのチーム?となっていたと思います。

その他には、内藤忍氏のメールマガジンの記事で、バスク地方のサン・セバスティアン(San Sebastian)という小さな街には、ミシュランで☆をとるようなレストランやバルが幾つもあり、世界からグルメ好きの観光者を集めていることを知りました。
(→参考記事リンク「サンセバスチャンのバルを10倍楽しむために大切な3つのこと」

これまた多くの日本人にはなじみのない場所なので、バスク地方について知らなければスルーしている情報です。
これら記事が引っかかることで、バスク地方(ビルバオやサン・セバスティアン)が一気に、将来の旅先のリストに加わりました。

まずは1)認識することで、2)脳のフィルターにひっかかるようになり、そしてそこから波紋のように、自己の興味が広がっていくことを肌で感じています。とてもいい傾向です。

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上の例にあげたように、旅に出たり、いろいろな経験を重ねることで、広い世界のさまざまな情報や出来事が、リアルな体験による知識フィルターとして積み重なっていくことを実感します。

人はそれを教養と呼ぶかもしれませんし、意地悪な人はウンチクと呼ぶのかもしれません(笑)。
でも、人生を豊かにしてくれることに間違いはないですね、自分の場合。

さて、この「Recognize(認識)した情報だけがHookする(引っかかる)」ですが、実は認識よりも更に前の、視覚・聴力の時点で機能するようです。目や耳はいわゆるセンサーで、その先は脳(CPU、メモリー)と高速で繋がっているので、当たり前の事象かもしれませんが。

続編(いつ書くか判りませんが。笑)では、その辺についてもう少し書いてみたいと思います。


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