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外国人料金はディスクリミネーションか?

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夏休みのことなのでだいぶ前になってしまいましたが、スリランカ旅行からのエピソードです。

→関連過去エントリー「ネット時代になっても口コミの力はあなどれない(スリランカ旅行)」

(自分を含む)一般の旅行者にとって、スリランカ旅行のメインイベントはもちろんシーギリヤロックの登頂です。
ところがこのシーギリヤロック、すこぶる評判が悪いです。もちろんその荘厳なたたずまいや、興味深い歴史的背景、そして遺跡としての価値に異論はありません。

何の評判が悪いかというと、ずばり入場料の高さです。2015年現在の入場料は下記のとおり(参考リンク→トリップアドバイザー)。

・一般外国人旅行者・・・3,900スリランカルピー(約3,384円)
・SAARC(南アジア地域協力連合)加盟国の旅行者・・・1,950スリランカルピー(約1,692円)
・現地スリランカ人・・・1ドル以下らしい(約100円?)

まぁ、確かにとってもお高いですよね。

みな不満タラタラなのですが、中でも特に印象に残ったのは、岩の麓にあるシーギリアロック博物館(この建物は日本政府からの寄付だそうです)のビジターノートに、外国人バックパッカーのカップルが一生懸命書いていた↓の一文でした。

Do not discriminate foreigner!(外国人を差別するな!)

ハイ、もちろん入場券のことですね。とくにスリランカは欧州からのバックパッカーの若者が多く、せっかく旅費を節約しても、入場料だけはいかんともし難い。その気持ち、痛いほどわかります。。。

が、果たして本当に差別と言えるか、ここは感情論に訴えずに冷静に見積もってみます。

幾つかのスリランカ関連ブログを見ると、現地スリランカの平均月収は15,000~20,000円だそうです。対して国税庁調査による日本人の平均年収は414万円、つまり月収は345,000円です。その差約20倍。

もっと言えば、ヨーロッパやアメリカからスリランカまでバケーションに来るような旅行者の収入はもう少し高そうですよね。
これらを考えると、入場チケットの価格差(現地の人の30倍以上)は、収入差からはやや高めなものの、案外とフェアな価格設定ではないかと思います。
ましてや、スリランカ国の宝物なのですから、現地の人は誰でも観る権利があると思います。

もちろん、卒業旅行で訪れる欧州のバックパッカーにとって高額であることは否めません。
でもね、、、そもそもスリランカ国内に、若くして遥かかなたの外国に旅行に行ける若者がどれだけいるか?きっとほとんどいないでしょう。

なので、先のバックパッカー達の不満に対する個人的結論は、もちろん入場料は高いですが、
「収入格差を考えれば決してdiscrimination(差別)では無い」
と言えます。

そもそも欧米や日本に住む私達は、外国に気軽に行けるほど、豊かな時代の先進国に生まれたことを、非常に幸運なことだと思わないといけません。
それはきっと、シーギリヤロック頂上でひとり寂しく風の音を聞いて過ごしたかの王様と、王の為に毎日断崖を登って食料を運んだ家来との身分差と、たいして変わらないくらいの大きな差だと思います。

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