仕事は定時に切り上げる

ここ数年、会社での働き方、特に時間の使い方について、

1.よほどのことが無いかぎり残業はしない。
2.年に1回、1週間以上の休暇をとる。

という2つのポリシー、というかオブリゲーション(義務)を自分に科しています。

このポリシーを貫いている背景には、もちろんアメリカでの勤務経験があるのですが、人は違った世界を見たり、経験することなしに、
「今いる場所や現在の常識が、別の場所や未来の世界では非常識になり得る」
ことになかなか気づきません。もちろん自分自身も例外ではないので、人間一般的に当てはまるのだと思います。

今回のエントリーの仕事と時間の関係についても、多くの人は、
「残業をしないと仕事がたくさん出来ない、時間をかけないと質の高い仕事も出来ない」
と思いがちですが、それは勘違いです(ここはキッパリと)。

実際、これだけ日々仕事を頑張っている日本人や日本の企業が、アメリカやドイツに比べ生産性が著しく低いと評価されたり、多くの有名大企業が競争に敗れ外資に買収されたり、という最近の現実を目の辺りにすれば、
「日本人の働き方を大きく変えていくべき、あるいは少なくても見直すべきでは」
という意見に賛同できる人は多いでしょう。

という訳で、自分自身は冒頭のとおり、残業をほとんどしないスタイルを3年ほど続けているのですが、このポリシーを守りつつそれなりの成果を上げるには、(周りの人は余り気づいてないようですが)実はかなりの努力や工夫をしています。例をあげると、

・仕事は集中して効率的に実施する。無意味に丁寧な議事録を作ったり、だらだらと長い会議は行わない。時には会議に“出ない”選択もとる。

・残業は極力しないが、朝は1時間前に出社しメールチェックや雑務を片付ける(定時に出社して朝からだらだらしている人も多い)。

・仕事が忙しいときは昼食時も仕事をする、休憩もとらない。あるいはPCを持ってカフェテリアでも仕事をする(忙しくても決まった時間に連れ立って休憩をとったり、喫煙している人が多い)。

・積極的に仕事のアウトソースを行う(比較優位論ですね)。時には勇気を持って(自分のミッションに対し重要でない)仕事は断る。

等々。

要は心がけ次第なんですよね。前もって「必ず定時に仕事を終えて帰るという強い意志」を持って仕事に取り組めば、誰でも定時に仕事を終えることが出来ると考えています。(もし、そうでなければマネージャーのワーク管理の問題)。

一方、定時に帰ることのメリットはと言えば人それぞれでしょうけど、

・家族と一緒の時間がたくさん持てる。
・自分の趣味に時間を割り当てられる。
・精神的、体力的にリフレッシュできる。

といいことだらけで、実はこれがいいサイクルを作り、残業するよりも集中的に良い仕事が出来ます。

更に、自分にとってのノー残業スタイルは、上の(モーレツ)世代へのアンチテーゼであると同時に、下の世代に対する(効率的な新しい日本人の働き方)のメッセージでもあります。
まぁ、そんなに大それたものでもないんですけどね。。。だらだら仕事をするのが嫌いなだけで(笑)。

でも、少なからずこういう働き方がどんどん増えていけば、経済的に成功した国というだけでなく、精神的、ライフスタイル的にも豊かな成熟した国になって行くと思うのです。

反面、経営陣やマネージャーには、社員や部下の多様性を認め、逆にそれを上手に生かすことを提案したいです。これからのグローバル且つ多様性のある時代、様々なライフタイルと嗜好性をもつ社員達を上手にまとめ、会社のミッションを成し遂げることが大事です。
その辺りはフローレンス(株)代表、駒崎弘樹さんの「働き方革命」でどうぞ。

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