鳴かないブレーキにオイルは注されない

先週のエントリー、「英語圏ではとにかく喋らないと何もはじまらない」のつづきです。
タイムリーにも、ここ最近この教訓が生きる2件の事例に遭遇したので、ブログに顛末を記したいと思います。

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まずは1件目。先のエントリーでも書いたE*TRADEの日本人向け口座クローズ→証券移管時の話。
今回はE*TRADE側の都合なので証券移管に伴う手数料はWaive(免除)されるはずが、しっかり引き落とされていたので、すぐにカスタマーサポートへクレームのメール。

確認のため、サポートと何回かやりとりする必要はありましたが、最終的にしっかり$60が償還されました。
すぐにクレームを言った甲斐がありました。
$60とはいえ、キャッシュが足りず、移管先のインタラクティブブローカーズ証券で証拠金として計上、これの解消にかなり手こずったので、ここはしっかり取り戻させてもらいましたよ。

※ところで、今回のE*TRADEの日本人向けサービス停止は非常に残念ですが、カスタマーサポートは迅速かつ誠実で非常に良かったことは触れておきたいと思います。ウェブサイトも初心者に易しい作りでとても便利でしたし、アカウントをクローズしなければならないのは本当に名残惜しい。。。

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そしてもう1件、これはブログに書くのも恥ずかしい私の失敗談です。

この夏休みにスリランカ旅行に行こうと、ネットで電子ビザ申請を行ったときのトラブル。
(今となっては記憶があいまいなのですが)確かSrilanka、Visaでググッて、誤ってアドワーズ広告で一番上に表示されたサイトをクリック、そのまま電子ビザの申請を行ってしまいました。

ところがカード会社の請求を見てびっくり。そのサイトはフッシングサイト(あるいは限りなく“グレー”なツーリスト会社のサイト)で、そこを通じてビザ申請をすると、手数料として1人あたり$60ドル!もの手数料がかかる、というものでした。
入力フォーム・入力内容はスリランカ政府の正規サイトと全く変わらない(正規サイトは当然手数料無し)というのに!

あとあとよく見れば、小さく「スリランカ政府とは一切関係ない」と書いてあったり、手数料も約款の下の方にひっそりと目立たないように書いてあったり、(おそらくは合法ですが)サイトの構成上、明らか公式サイトを意図的に模した悪質サイトです。

で、最初は決済したクレジットカード会社にキャンセルできないか聞いたところ、「法律違反でないのでカード会社としてはどうしようもない」とつれない返事。
そこで意を決して、その悪質サイトの連絡先メールアドレスに、「法令にのっとり、ビザ申請のキャンセルと返金を要求する」というかなり強い文言のメールを出しました。
※二重トラブルに逢う可能性もありましたが、まずは1回クレームを言い、更にトラブルに巻き込まれそうならすぐに手をひこうと思いました。

その後、数回のメールのやりとりを経て、めでたく手数料は全額返金されました。最初は自分のチョンボにかなり落ち込んだものの、とてもラッキーでした。
(ここからは想像ですが。。。彼らもグレーゾーンで仕事をしているのは重々承知していて、文句を言ってくる顧客にだけ、返金をしているのだと思います。つまり、世の中には泣き寝入りをする、あるいはカード請求の中身など確認しない、という人が沢山いるということです。)

幸い高額な手数料は戻ってきましたが、今回のミスは、決して自分自身の英語力とネットリテラシーを過信してはいけない、という良い教訓にもなりました。

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こんな感じで、何事も声に(あるいは文章に)出さないと自分の要求が伝わらないのが、米国をはじめ海外のスタンダードです。
結果として、自己主張の強い人が多くなってしまうのですが、これが世界標準なので仕方がないですね。

日本人の奥ゆかしさは美徳ですが、これからは
「日本人の奥ゆかしさ・辛抱強さは残しつつも、海外では必要な主張はどんどん発言する」
という新しい日本人像が求められているかと思います。

自分もまだまだ修行が足りないので、これからも精進していこうと思います。

さいごに、先週のエントリーを書いた後に、図書館でタイムリーな本を見つけました。
英語でこんなことわざ(Proverb)があるそうです。

The squeaky wheel gets the grease.
日本語に訳すと「鳴かないブレーキにオイルは注されない」という感じでしょうかね。

Totally!(まさに!)です。

今後も海外旅行に行ったり、日本以外のお客さんや同僚と仕事をしたりするときは、このことわざを思い出し、
必要なことは常に言葉なり、文章にして伝える。
ことを常に心がけたいと思います。

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